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【読書】『八月の魔法使い』石持浅海 [読書・映画]

久々に読んだ石持浅海作品。

石持作品は、独特な世界観が魅力的ではあるけど、死人が多数出るのが苦手。
なので、精神的に参っているときには敬遠する。

時間潰しのため文庫本を探していたときに目に入った『八月の魔法使い』。
棚から引き出してみたら、表紙に惹かれた。
石持作品は、表紙デザインに惹かれるのも特徴かも。
背表紙のあらすじで、どうやら人死にが出なさそうだったのも購入の決め手になった。


以下は、ネタバレも含む感想。


一気に読んだ。読み切った。
こういう「ページをめくる手が止まらなくなる」作品に出会えると嬉しい。


“会社”という組織における“常識”。


一般的な常識とは、ときに異なるのが会社の常識。
でも、共通する部分はある。
常識=ルールに従い、そのなかで最適な方法を選択し物事を進める。
最適な方法は、最短とは限らないのが会社の常識。
また最良の方法が、最適だとも限らなかったりする。
言葉遊びのようだけど。

私は物事を率直にありのままに受けたり投げたりしてしまいがち。
それは社会人、組織人としては最適ではない。
わかっていても遠回りをしたり、後ろにさがってみたり、横道に逸れてみたり。
そんなことが必要になるのが会社という組織での“あたりまえ”。
私はそういう上手な立ち回りが苦手。
それでも少しはマシになってきてるんだけど。
これじゃダメだな、と思うことは多々あり。
いや、ありすぎる。

その点、この作品の主人公である小林拓真は会社の常識を理解して体得してる。
それだけでなく、論理的に物事を捉え、冷静に分析し、的確な判断を導き出せる。
年長者、つまりは上司や先輩の助け、導きはあるけれど。
本人の資質、業務の内容、経験値、知識、洞察力などなど。
そのすべてが揃ってのこと。

会社のなかで、毎日毎日ただ降ってくる仕事、目の前の雑務を、ただ慢心で怠惰にこなしていく。
それもまた会社員の一つの在り方。
しかし、決意と熱意を持って仕事にあたることで見えるものは変わる。
自分の立ち位置も変わることがある。


“逃げ”か“攻め”か。


その姿勢は大事だと思う。
攻めながら、それを楽しめるのがまたとても大切。
楽しむためには、そのための“力”も必要。

一気に読み切ったけれど、心に残った、引っかかったものは多かった。
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