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『かもめ』 [観劇]

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『かもめ』@赤坂ACTシアター
2008年6月26日14時開演 1階L列17番

追加席が出ていたのでチケット購入。
『身毒丸 復活』で、藤原竜也の出演する作品をまた観たいと思っていたので。
しかし、チケット代10,000円とは、高いねぇ。


作:アントン・チェーホフ
演出:栗山民也

出演:
トレープレフ……藤原竜也
トリゴーレン……鹿賀丈史

ニーナ……美波
マーシャ……小島聖

ドルン……中島しゅう
シャムラーエフ……藤木孝
ポリーナ……藤田弓子
メドベジェンコ……たかお鷹
ソーリン……勝部演之

ヤーコフ……野口俊丞
メイド……二木咲子
料理人……茶花健太

アルカージナ……麻美れい


【ストーリー パンフレットより】
 19世紀末、帝政崩壊前夜のロシア。退屈で惰性的な日常に我慢がならず、前衛的な演劇の創作に不満の発露を見出そうとしている青年トレープレフは、美しい湖のほとりにある大女優である母アルカージナの兄ソーリンの田舎屋敷に住んでいた。そこへ、著名な作家トリゴーレンを連れて、モスクワからアルカージナが戻って来る。トレープレフは湖の対岸に住む、女優を夢見る地主の娘ニーナに恋をしていた。彼は自作の戯曲をニーナに演じさせ、アルカージナらの前で上演するのだが、アルカージナは茶化すばかりで真剣に取り合わず、怒ったトレープレフが劇を中断し、場には気まずい空気が漂う。医者のドルンはトレープレフの才能を評価し、励ますのだが。  ソーリン家には他に執事シャムラーエフとポリーナ、その娘マーシャが住んでいる。常に喪服を身にまとうマーシャはトレープレフを愛しているが、その想いは届かない。マーシャにはさえない教師メドベジェンコが想いを寄せているが、彼女はそれを無視している。ニーナはトレープレフの想いに気づきつつも、女優になる夢と野心に溢れ、その熱情を受け止めたのはトリゴーレンであった。
 噛み合わぬ人々の想い。
 行き違いはモスクワへアルカージナと共に帰るトリゴーレンを追い、ニーナが去ることで決定的になってしまう。
 二年後。アルカージナはトリゴーレンを連れ、再び田舎屋敷を訪れる。トレープレフは新進作家となっているものの、精神状態は不安定なまま。マーシャはメドベジェンコと結婚。そして人知れず、夢破れたニーナもこの湖の畔へ戻って来ていた。再開するトレープレフとニーナ。だが、二人の道は既に大きく離れており、現実を突きつけられたトレープレフは大きな「決断」をすることになる……。



チェーホフ作品は2作目。(他は『ワーニャ伯父さん』)
難しい、という印象が強い。
終始、世を儚むような気だるい雰囲気は『かもめ』も同じかな。

誰がメインというのではなく、進む芝居。
誰もがメインであり、誰もがサブ。
本当に日常的にあるであろう空間で話が進む。
その時にその場所で語っている人物こそが主人公。

生きることは耐えること。
どれだけのものに耐えられるかが、その人の人生を決めるのかもしれない。
耐えられなければ逃げるしかない。
耐えようともがき、あがき、苦しみ、暴れる。
それが生きることなのかもしれない。

まぁ、やっぱり、チェーホフは難しい。


ラストシーン。
結末はわかっていたけれど、銃声に驚いた。
おそらく、自然に舞台上の雰囲気に浸っていて構えていなかったから。
そして、一番胸に響いたのが、暗転後のカーテンコール。
出演者が頭を下げるなか、まだ役のままの表情で固まるアルカージナとトリゴーレンの二人。
その表情に一番打たれた。

トレープレフ、難しいよねぇ。
最後の4場。
静かな芝居であるがために、なかなかトレープレフの心情の変化が伝わってこない。
もしかして、小さな劇場向きの戯曲なんだろうか。

アルカージナとトリゴーレン。
やはり実際の役者の年齢が気になるかなぁ。
トリゴーレンは30代。
鹿賀さんはどう贔屓目に見てもせいぜい40代後半だもんなぁ。
藤原竜也が若く見えるため、この二人の年齢差が10歳程度とはどうしても見えない。
親子だよねぇ。
演技力を求めてしまうと、仕方ないのかしら。

マーシャを演じた小島聖。
明るい役を演じているのも見てみたいなぁ。

ドルンを演じた中島しゅう。
彼の演技は深いな、と思った。
言葉になっていない台詞が伝わってくるよう。

ニーナを演じた美波。
トレープレフともども、1場と4場の変化が難しい役。
こういう役なんだろうけど、こういうものかしら。

一度くらい見ただけで、どうこう書けるような芝居じゃないなぁ、というのが本音。
やはりチェーホフは難しい。
タグ:観劇
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